「自分のやりたいことってなんだろう?」
これ、ずっと頭の片隅に居座っているテーマなんですよね。高校生の頃から、進路や将来を考えるたびに何度も自問してきました。そして今もなお、「本当にやりたいこと」が何なのか分からないまま試行錯誤しているところです。
もしかしたら、同じように悩んでいる方もいるかもしれません。今日はそんな私が最近知った「やりたいことの見つけ方」について、今の考えを整理しつつ、シェアしてみたいと思います。
やりたいことを探し続けたこれまで
振り返ると、やりたいことを考え始めたのは、高校生の文系・理系選択が最初だった気がします。この選択って、なんとなく将来の進路に影響しそうな重大イベントじゃないですか? でも、当時の私は深く考えることもなく、「とりあえず理系でいいかな」と選んでしまいました。
その後の大学進学や就職活動も、どこかで「なんとなく」で決めてしまった感があります。特に18歳のときに「弁理士」という職業を知ったのも、きっかけはごく単純でした。
• 「理系の弁護士」という響きがかっこよかった
• 稼げると聞いた
• 進学で多少融通がきくかも? という打算
正直、深い情熱や確固たる信念があったわけではなかったんです。それでもなんとか資格を取り、弁理士として働く道を選びました。
弁理士になったけど感じる「コレジャナイ感」
実際に弁理士として働く中で、やりがいを感じる瞬間がまったくなかったわけではありません。ただ、「これが自分のやりたいことだ!」と胸を張って言えるかというと、そうではないんです。
どこかでずっと「コレジャナイ感」がつきまとっていました。「自分が本当にやりたかったのはこれじゃないんだろうな」と。
一方で、全然楽しめていないわけでもない。この微妙な状態が、私をさらに悩ませました。「やりたいことって、いったい何なんだろう?」と。
やりたいことは「続けた先」にあるという話
そんな中で、最近とある考え方に出会いました。それは、「やりたいことは、続けた先で見えてくるものだ」という考えです。これには思わず「なるほど」と納得させられました。
興味だけではやりたいことにはならない
よく「興味があることをやってみればいい」と言いますが、多くの場合、興味だけでは途中で挫折します。初心者の段階で感じられる楽しさって、本当に限られているんですよね。
たとえば、英語を学び始めたとき。最初は「かっこいい!」と思って始めるものの、文法や単語の暗記でつまずいてしまう。プログラミングも同じで、コードを書き始めるのは面白いけど、少し難しい壁にぶつかるとやめてしまう。私自身、こういった経験を何度も繰り返してきました。
継続の先にある「自己効力感」
大事なのは、その壁を乗り越えた先。スキルが少しずつ身につき、自分の世界が広がり始めると、「あれ、これって楽しいかも?」と感じられる瞬間が増えてきます。
ここで出てくるのが「自己効力感」。やればやるほど自分が成長している感覚を得られると、それが楽しくなり、やりたいことに昇華していく。やりたいことというのは、**「続けた先に見つかるもの」**なんだと、最近ようやく気づいたんです。
今、私が興味を持っていること
この考え方を知ってから、まずは興味を持っていることを実際に試してみようと思っています。今、私が気になっているのは「個人での製品開発」。弁理士としての経験が、少しは役立つかもしれない分野です。
もちろん、これが本当にやりたいことになるかどうかは分かりません。でも、「やりたいかどうか」を考えるより先に、まずは手を動かしてみる。そして、ある程度続けてみる。この期間を大事にして、見極めていけたらなと思っています。
やりたいことが見つからない人へ
私自身、まだ「これだ!」というやりたいことに巡り会えているわけではありません。でも、今回の考え方は、少しだけ私の視界をクリアにしてくれた気がします。
もし同じように「やりたいことが見つからない」と悩んでいる人がいたら、ぜひ以下のステップを試してみてほしいです。
1.少しでも興味があることを見つける
興味のある分野や活動をとりあえずリストアップしてみましょう。
2.実際に手をつけてみる
大きな計画を立てる必要はありません。小さく始めてみるだけでOK。
3.しばらく続けてみる
初心者の段階での「壁」を越えた先に、楽しさややりがいが待っているかもしれません。
やりたいことは直感で見つかるものじゃなく、試してみて、続けてみた先で「これかも」と分かるもの。そう考えると、少し気楽にアプローチできる気がしませんか?
おわりに
まだまだ模索中の私ですが、「やりたいことは続けた先にある」という考え方を知ったおかげで、少しだけ前向きな気持ちになれました。今は「興味がある」と思えることを見つけて、コツコツ続けてみることにしています。
これからどんな未来が待っているのかは分かりませんが、続ける中で「これがやりたいことだったんだ」と思える日が来ることを信じて、一歩ずつ進んでいこうと思います。同じように悩んでいる方がいたら、ぜひ一緒に試してみませんか?
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