この記事は、Apple Watchの購入を検討しつつ、「本当に自分にとって必要なのか?」と悩んでいる方に向けて書いています。私自身、普段からテクノロジーガジェットに目がないタイプではありますが、今回Apple Watchの機能を軽くリサーチしてみた結果、正直なところ「今の自分には必要ないな」という結論に至りました。もちろん人によって利用価値は異なりますが、同じような悩みを抱えている方の参考になればと思います。
サラッと調べた結果、「必要ない」と思った理由
最初に結論から言うと、調べた上で気になった機能はいくつかあったものの、どれも「これがあるならApple Watchを絶対買おう!」と強く思えるものではありませんでした。Apple公式サイトやレビューサイト(例:Apple公式サイト、The Vergeなど)でも、機能一覧や使用例はたくさん掲載されていますが、それらを見ていても、「自分にとってこれが必要不可欠だ」と言えるポイントは見当たりませんでした。
気になった機能と検討ポイント
今回、特に目に留まった機能は以下の4つです。
1.タイマー機能
2.睡眠ログ機能
3.運動ログ機能
4.Suica対応
これらがなぜ決定打にならなかったのか、一つずつ掘り下げてみます。
タイマー機能
Apple Watchを購入する前から、私たちはすでにスマホやPCブラウザでタイマーを使いこなしています。例えば「Google タイマー」などと検索すれば、即座にWeb上でシンプルなタイマーを利用可能。スマホを取り出せば初期搭載の時計アプリで済む話です。
Apple Watchのメリットとして、手首で軽快にセットできる点があるかもしれませんが、日常生活を大きく変えるまでのインパクトは感じませんでした。わざわざ3〜5万円(モデルによる)以上を払うほどの強みとは言い難いでしょう。
睡眠ログ機能
Apple Watchは標準またはサードパーティアプリを活用して睡眠時間や質をトラッキングできます。「Sleep Cycle」や「AutoSleep」などの人気アプリも利用可能です(参考:AutoSleep公式サイト)。しかし、私個人の場合、「睡眠が足りていない」という事実はすでに把握しています。数値として示されれば意識改革が起こるかもしれない——とはいえ、既に慢性的な睡眠不足を自覚しているので、それが劇的な行動変容につながるとは思えません。行動を変えるのはデータだけではなく、根本的な生活習慣の改善が必要。ログが取れること自体には魅力を感じつつも、それが購入動機にはならなかったわけです。
運動ログ機能
Apple Watchはアクティビティリングやワークアウト記録機能など、健康管理系の機能が充実しています。日々の通勤時間やちょっとした合間の腕立て伏せ、スクワットを記録し、可視化してモチベーションを高めることは、一定の価値がありそうです。実際にApple Watch愛用者の中には、リングを「閉じる(1日の運動目標を達成する)」ことをモチベーションにして、日々の健康維持に役立てている人も多いとのこと(参考:Apple公式健康サポートページ)。
しかし、私の場合は「既に運動する習慣はある」程度で、その習慣をさらに加速させるために高額なデバイスを追加する必要性はあまり感じませんでした。「記録」があるとより意欲が出るかもしれないものの、「絶対これがないと続かない」というわけではなさそうです。
Suica対応機能
通勤・通学で便利なSuica対応。Apple Watchで改札をピッと通る様は確かにスタイリッシュです。しかし、1日2回程度のタッチのためにスマホから時計へ移行するメリットはあるでしょうか? スマホは常にポケットに入っているわけで、わざわざ腕をかざす必要性は薄く感じます。便利さは確かにアップしますが、その程度の時短や手間削減効果に何万円も投資するのは疑問です。
結論:「現時点では必要ない」という判断
上で挙げた機能は、どれも一見すると魅力的に思えますが、私のライフスタイルやニーズを決定的に変えるほどではありません。もしApple Watchを購入したら「どうにかして意味を持たせるために色々な使い道を探る」でしょう。つまり、購入後に必死で価値を見出そうとする可能性が高い。それは裏を返せば、購入前時点で納得できる必然性がないということです。
「必要だから買う」のではなく、「買ったから必要になってくる」という流れは、ガジェット好きにはあるあるかもしれません。それ自体は悪いことではありませんが、私は今回、「それほどまでしてApple Watchを使う意味はあるのか?」と自問したとき、「現時点では必要ない」という結論に達しました。
まとめ
Apple Watchは確かに便利でスタイリッシュなデバイスであり、「持っていると生活がほんの少し快適になる」可能性は大いにあるでしょう。しかし、本当に必要かどうかと問われれば、私の場合は答えは「No」でした。読者の方も、「実際に何が変わるのか?」を冷静に考えてみると良いかもしれません。もし、運動習慣を劇的に向上させたいとか、スマホへの依存度を大幅に減らしたいといった明確な目的がなければ、わざわざ数万円を投じる必要はないかもしれません。
誰かが「Apple Watchを買ってよかった!」と絶賛していても、それがあなたにとっての正解とは限らない。私のこの結論が、少しでも購入判断の一助になれば幸いです。